新・古事記

2024-01-21 10:46:00

#8

遡ること数年前。。。。。。。

 

ヒステリシス財団。園を守るための財団。

巨大なクルーザーに本拠を持ち、どこの国にも属さない。

現在は衛星なども用い、常に園を監視し、ピンチの時には彼を救ってきた。

経済的な援助なども行っている。

現在も園が入院中につき、彼への監視を強めている。

「あの方を間もならければ。。。」

船長の彼が呟いた。

 

「園は現在、隔離で拘束状態です。」

「園の経済状況は現在かなりまずい状況です。どうしますか?」

「そうだな、日本国の政府から給付金を出すようにしろ。あの方に知られてはまずい。絶対にばれぬようにな。。。」

「給付金の額は、いかがいたしましょう?」

「そうだな。非課税世帯に10万出すことにしろ。絶対に我々の存在は知られてはならぬ」

「あの方の命だけは。。。」

「現在、拘束状態はきつく、生命位置が難しい状態です。いかがなされますか?」

「尿道に管を通せ。あの方は嫌うがおむつを強制的に履かせろ」

「あの方は、おむつを非常に嫌っています。どうしますか?」

「強制にしろ。活かし方あるまい」

「あの方が拘束着を引きちぎり、現在、右手が自由な状態です」

「看護師の監視を緩めるのだ。あの方には希望が必要だ。拘束着の他の部分も緩めてやれ」

「現在、内通者の看護師は4人です。ほぼあの方の言いなりです。誰を行かせますか?」

「そうだな。。。外野が良いだろう。彼がこのヒステリシス財団の一番の理解者だ」

「師長も有能です。いかがなされますか?」

「外野が良いだろう。彼が一番このヒステリシス財団に理解を示している。外野を派遣しろ」

「現在、外野に脳内モールスで指示を出しています。すでにあの方の隔離室に向かっています」

「さすがだな。ほかの看護師はあの方の隔離室に近づかないようにしろ」

 

そのころ隔離室では。。。

 

ギャー、外せー、出せー、この病院を破壊するぞー

 

この病院は非常に広いにも関わらず、病院中に園の声が響く。

「もう限界だ、何時間あの声で叫んでいるのだ。病院中の患者から苦情の嵐だ」

「外野に行かせろ。もうあの隔離室に近づけるのは彼ぐらいだ。あの声量では耳栓をしても誰も近づけん」

「外野、園さんの病室に行ってくれ。この耳栓をして行け」

「耳栓なんていりません。患者の気持ちを思えば耳栓など。。。あ、すぐ行って参ります」

外野は隔離室に向かって、陸上選手のように走っていった。

 

退院したら覚悟しとけー。この病院を乗っ取ってやるー。火ーつけたるー。

 

外野は隔離室に素早く接近する。確かに大きい声だがあの方の声と思えば子守歌のように心地よい。

「トントン」

「園さん。今鍵を開けます。中に入りますよ」

「おう、外野さんか、俺はこの病院を乗っ取る。給料は月50万だ。もう名前も決めてある。うちの病院に来ないか?」

「是非お願いします。給料はそんなにもらえません。名前は。。。」

「玲子記念病院だ。俺はこの病院をもっとでかくして総合病院にする。外野さんはこの病棟の師長だ。もう周りの土地も買収済みでキャベツ畑にカモフラージュしてある。取引銀行も押さえた。絶対のっとったる!!!」

「素晴らしいですね」

外野は園を愛おしそうな目で見つめる。

「なんてかわいいひとなんだ。。。」心の中で呟く。

「園さん。右手外れてますね。いたくなかったですか?」

「こんなのかすり傷だ。30秒で復元できる」

「ばれない程度に外しておきますね」

「。。。おしっことうんこがしたい。尿道管とおむつは絶対嫌だ」

「ポータ入れましょう。おしっことうんこの時は呼んで下さい」

「ありがとう。給料100万だ」

外野は慈愛の目で園を見つめる。

「そんなにもらえません。園さんの病院で働けるだけで満足です」

「それより円周率が有理数である証明ができそうだ。この右手で証明できる」

「つまり円周率が無理数である証明が間違っている可能性があるんだ」

「どういうことですか?」

「円は中心から等距離の点の集合だ。しかしこの右手がはずれるということは円の中に中心から等距離でない箇所があることを示している。つまり円周率は有理数だ」

「。。。」

外野は全く理解できない。

「つまり、うんことおしっこだ」

「拘束着外しますね。すこし休憩してください」

「すまんな」

「すぐ、ポータ持ってきます」

「おう、頼む」外野はすぐ備品の倉庫に走っていった。

 

2024-01-20 19:56:00

#7 eng. ver.

amano  aya facing the wall.

 

In front of her sat mikoto Tsukiyomi, and beside her sat ....

 

These are the designated seats for the three of them.

 

All three were tired of this hospitalization.

 

People gathered and parted around Amano, gradually forming a group.

 

The "Rabu Faction."

 

That's what people called it.

 

Not everyone in this hospital wanted to leave.

 

Some were admitted of their own volition, some moved their address to the hospital and wished to stay there for the rest of their lives, some were unable to eat and could not be discharged, and some were just waiting for death due to cognitive problems.

 

Many of those in Amano's ward were admitted as emergency evacuees.

 

Most of them wanted to be discharged, and the Rabu faction was the largest faction in that ward.

 

Wen was a good communicator and good at mediating disputes.

 

Gradually, people were coming together.

 

However,

 

The leader of the Rabu faction was mikoto. Amano was committed to being a sub-leader.

 

Unaware of what was going on, Sono sat in his seat...

 

That day, .. wakes up around 5:00 am.

 

He drinks his morning water and waits for 6:30, resisting the temptation to smoke.

 

aya wakes up for morning radio exercises, and Life wakes up a little later.

 

At 6:30, the garden drinks four bottles of juice exactly on time.

 

A lactic acid drink to get the poop out, a 100% fruit juice carbonated drink that creates a wine atmosphere, and then coffee or PET green tea, depending on his mood that day, and then he takes his usual seat.

 

I talk a little with the statement and life and generally come down with a queasy feeling. He frequently drinks water and glances at his weight.

 

He repeats this process.

 

This process is tougher than the raw materials of an active boxer. aya and mikoto always encouraged him.

..

You did a great job today," Motoi said to ...

 

..-san, you're not too hard! aya also encourages ...

 

But all .. could think about was his cigarettes.

.. responded half-heartedly, "Heh, heh.

 

At 8:00 a.m., breakfast is served.

 

The weight limit is 2 kg or less, and .. examines what he eats.

 

The park is very picky about what it will eat.

 

The garden can only eat such food.

 

Today, too, half of the rice is left over. Cigarettes, water, water, cigarettes, water、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、

 

The seat and the scale are moved more than 100 times a day.

 

Drink as much water as possible, adjusting water in 1g increments. If I can't drink, I gargle and finally spit on the odd surface table.

 

He weighs each sip of water and calculates the weight precisely.

 

I can drink another 100 grams!

 

My mood is uplifted!

 

And it's 9:30!

I feel great!

 

Yes, it's a release from smoking.

 

Mood is at its peak. I dash hard in my setta. I'm so excited to see the smoking area!

 

Yo, ..," everyone calls out.

.. smokes a Mobius 8mm, a short, and a box up to the filter.

 

He has made up his mind to smoke only three cigarettes.

 

One pack a day drains his wallet.

 

When he returns to the ward, he gets on the scale and drinks water to the nearest gram.

 

He sits in his usual seat. There is always a sentence or a life.

 

The usual casual conversation goes on forever.

 

.. wonders.

 

What is happiness?

 

Oh, it's ponzu soy sauce!

2024-01-20 18:06:00

#7

天野文は壁に向かって座った。

その正面に月詠命、その横に園が座る。

三人の指定席だ。

三人ともこの入院に飽き飽きしていた。

天野の周りには人が集い、別れ、徐々に集団が形成された。

「羅武派」

人々はそう呼んだ。

この病院に入院している全員が退院を望んでいるわけではない。

中には自分で望んで入院するもの、住所を病院に移し、一生の入院を望むもの、食べることができず、退院できないもの、認知の問題で死を待つのみの者もいた。

天野達の病棟は緊急避難的に入院してきた者が多い。

ほとんどの者たちが退院を望み、羅武派はその病棟で最大派閥となっていた。

文はコミュニケーション能力に長け、いざこざを仲裁するのがうまい。

徐々に人が集まっていた。

しかし、

羅武派のリーダーは命であった。天野はサブリーダに徹する。

何も知らず園はその席に座っていた。

その日も園は5時頃目を覚ます。

朝の水を飲み、タバコの誘惑に耐えながら6時半を待つ。

文は朝のラジオ体操のために目を覚まし、命は少し遅れて目を覚ます。

6時半、園は時間きっかりにジュースを4本飲む。

うんこを出すための乳酸飲料、ワインの雰囲気を醸した果汁100%の炭酸飲料、あとはその日の気分でコーヒーやペット緑茶などを飲み、いつもの席に座る。

文や命と少し話すと大体もよおして来る。頻繁に水を飲み体重とにらめっこ。

これを繰り返している。

この作業は現役ボクサーの原料より過酷だ。文と命はいつも園を励ましていた。

「今日もえらいね」命が園に語り掛ける。

「園さん凄すぎない!」文も園を励ます。

しかし園はタバコのことしか考えていない。

「へ、へい」生半可な返事をする。

8時、朝食が運ばれる。

体重制限は2Kg以内、園は食べるものを吟味する。

なるべく軽く、腹持ちのするもの。

そんなものしか園は食べることができない。

今日もご飯を半分残す。タバコ、水、水、タバコ、水、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、

席と体重計への移動は一日100回を超す。

1g単位で水を調節しながら水を少しでも多く飲む。飲めないときはうがいで済ませ、最後に変面台に唾を吐く。

水一口ごとに体重計に乗り、緻密に計算する。

「あと100g飲める!!!」

気分は高揚する!!!

そして9時半!!!
気分は絶好調だ!!!

そう、タバコへの解放なのだ。

気分は最高潮。雪駄で猛ダッシュ。喫煙所が見えると心躍る!!!

「よう、園」みんな声をかける。
園はメビウス8mm、ショート、ボックスをフィルターまで吸う。

「3本だけ」心に決めている。

一日、ひと箱で彼の財布は干上がってしまう。

病棟に戻ると体重計に乗り、1g単位で水を飲む。

いつもの席に座る。そこには必ず文や命がいる。

いつものたわいのない会話が永遠続く。

園は思った。

幸せってなんだっけ?

あ、ポン酢しょうゆだ!

 

 

 

2024-01-20 17:55:00

#6 eng. ver.

Amaterasu descends.

 

People begin to gather.

 

Some people revere her as a god, while others raise their voices and start to riot, claiming she is a demon.

 

Eventually, those who worshipped her gathered to form the Rabuh faction.

 

But the membership is not stable.

 

People come and go in and out of the Rabuh faction.

 

 

 

Eventually, three deities gathered and it became the Tianyue Ship.

 

The gods began to sing, and the Rabuh faction was divided into those who gathered there and those who left.

 

But the gods do not sing much. They seem to be afraid of someone.

 

Those of Ito's family suppressed the gods.

 

The gods are suffering.

 

They are afraid of the Ito family and cannot sing.

 

Taking advantage of this, some began to sing loudly in other places.

 

The gods are afraid and try to escape.

 

The heavenly beings established a family different from their former one, and the ship escaped by shedding its skin in a state of liberation.

 

The moon, however, is trapped and sealed in Ama-no-Iwato.

 

The ship tried many times to rescue the moon, but with great difficulty.

 

The gods prayed to heaven to gather again.

 

2024-01-20 16:54:00

#6 日本語バージョン

天照降臨。

人々が集いだす。

彼女を神だとあがめる人もいるが、悪魔だと声を上げ暴れだすものもいる。

やがて彼女を崇める人々が集い羅武派が形成された。

しかしメンバーは安定しない。

人々は羅武派に出たり入ったり。

 

やがて3人の神が集い、それは天月船となった。

神々は歌いだし、羅武派もそこに集う人、離れる人に分かれた。

しかし神々はあまり歌わない。誰かを恐れているようだ。

伊藤の家系のものは神々を抑えつけた。

神々も苦しんでいる。

彼らは伊藤の家系を恐れ、歌うことができない。

それをよいことに別の場所で大声で歌いだすものもいた。

神々は恐れ逃亡を試みる。

天は元とは違う家庭を築き、船は解脱をして身をやつして逃亡。

しかし月は天岩戸に閉じ込められ、封印されている。

船は何度も月を救出に向かうが困難を極めた。

果たして神々は再び集うことを天に祈った。